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急にお話が会話らしくなった夏菜は、「ママ、お弁当持って一緒にいこ。カバン、お弁当だよ。おにぎりイクラ。食べてね。プチプチおいしい?」「バナナだよ。皮むいて
ね。」なんて、ちゃんとおにぎりを握ったり、皮を剥いて食べる真似をして、ごっこ遊びも大進歩。今まで溜めていた言葉が溢れ出しているみたい。
成長と共に知恵もついて、私を試すようなことも多くなり、わざと怒られるようなことや、泣き真似をしたり、どこまで許されるのか彼女なりに探る駆け引きの始まり。二人きりの子育てのせいもあって、つい甘やかし過ぎたり、叱り過ぎたり、一人遊びをさせたり、自分の都合の良い楽な子にしてしまって。今まで長く泣かれて困ることもないおりこうさん。
でも、「子供をしつけることは、子供の人格を作ること」。だから、子供が親を試して来た時には、根気良く付き合って、言い聞かせなくてはいけないと教えてくれた人がいて。確かに声を荒げることなく、向き合って気の済むまで泣かせて、言い聞かせをすると彼女の中で何かが変わっていくようで。ちゃんと自分で泣き止んで、切り替えをします。まだまだ言っても分からないって思っていたことを、実はきちんと理解出来るまで成長していたのですよね。
どんなことも母娘は、愛情が足りていれば充分だと思っていたし、子供への甘えもあり、手を抜いて、ごまかしてきたことも一杯。子供と向かい合い受け止めることの難
しさ、手間を掛ける大切さにやっと少し気付いたような気がします。まだまだ夏菜も私も新米母娘、ずっとお勉強ですね。
七月六日で満三歳。保育園で「ハッピーパッペープーユー」も覚えて、今年はやっと分かるのかな。夏菜のお誕生日はいつも私のありがとうの日。生まれてくれてありがとう。元気に育ってくれてありがとう。甘えてくれる内に沢山甘えさせて、手を掛けてあげられる時に一杯手を掛けてあげよう。せっかく母にならせて貰ったのだもの。
少し早いけれど、夏菜、満みっつおめでとう。そして心からありがとう。
<2001.6.30号> |