13年間いつも側にいてくれた『うずら』が突然逝ってしまいました。
母が亡くなって寂しくて仕方の無かった私をずっとなぐさめてくれました。
母性本能のとても強い子で、小さいくせに私を守ってくれていました。
ずっと私の母のような娘のような大切な大切な家族でした。。。
犬と言うよりは人みたいな感情をしっかりと表現できる子でした。
夏菜が生まれてからは一生懸命子守りもしてくれて。
せめて夏菜の記憶に残るまで頑張って欲しいと思っていたけれど。
そんな『うずら』のことをいつまでも忘れないように、
『うずら』との沢山の思い出をお話にしていこうと思います。

 

『うずら』とのお別れはひまつぶしTALKに書いてあるから
良かったら、読んでね。(*^^*)

 

どりからの贈り物。v(^o^")v
どうもありがとう。(#^.^#)

 


「ワンワン、ネンネネー」

わんわんはもうねんねしちゃったの。
これからはずっとねんねなんだよ。
すがたは見えなくなっちゃったけれど、心の中にいるんだよ。
今までとおんなじように。──
夏菜ちゃんとママの側にいてくれるからね。
これからはジージとバーバと一緒だよ。

「ワンワン、ネンネ。バイバイ」

夏菜ちゃんが生まれてからずっと見守っていてくれたんだよ。
夏菜ちゃんは覚えていられないかもしれないけれど、
うずちゃんと仲良しだった気持ちは忘れないでね。
喧嘩もしたけれど、一杯遊んでもらったね。
本当のお姉ちゃんみたいだったんだよ。

「ワンワン、イナイネー」

ソファの下を覗き込む夏菜。
うずらがいなくなったのはなんとなく分かっているのに。
それでも時々思い出したように探し出す。──
目が開いた時から、ずっと側にいたんだもの。
寂しい気持ちは変わらないよね。
いつまで覚えていてくれるのか分からないけれど、
大好きだったうずらのこと出来るだけ思い出してあげようね。

 


 

『はじめまして』



ママ、おかえりなさい。
良い子でお留守番していたのよ。

それはだぁれ?
見せて見せて。見た事無い子だわ。
なんだか甘い良い匂い。
ちっちゃくって、フワフワしていて。
これが赤ちゃんなの?
まかせて。私がお姉ちゃんよ。

スキスキのキスをしたいのに、
なんでさわっちゃダメなの?
甘い甘いおいしそうな匂いがするのよ。
仲良くするから。
ねぇ、良いでしょ?

今までいつもやさしくしてくれてたのに
ママはなんでそんなに忙しそうなの?
構ってもらえなくて、つまらない。
いつだって、私がママの一番だったのに。。。
お姉ちゃんって、寂しいね。

ママ、ママ、赤ちゃんお目々を覚ましたよ。
早く早く行ってあげなくちゃ。
一人で寂しいって泣いてるよ。
ママ、ママ、たいへんたいへん。
赤ちゃんがベッドから落ちちゃうよ。
早く早く、助けてあげなくちゃ。

ママの見ていないところで、時々赤ちゃんにキスするの。
やわらかくって甘くって、ママの匂いがするの。
早く一緒に遊べたら良いなぁ。

赤ちゃんがお座りしたよ。
もう大丈夫ね。
『はじめまして』
これでみんなの仲間入り。
キスしても叱られないって分かってるの。
これから一杯遊んであげるわ。

でも、ママ、この子ったら引っ張るのよ。
手足もバタバタ叩くのよ。
しょーがないわね。
それが赤ちゃんなんだから。──


<2000.6.9>

 


『うずらのやきもち』


うずらがまだ小さくて、いつでもママの大事な1番だった頃。
ある日お友達の赤ちゃん犬が1週間遊びに来る事になりました。

「はじめまして。いらっしゃい。」
クンクンクン。ご挨拶。
思っていたよりちゃんと仲良くできました。
でも、注文の多い事。
「ママ、抱っこはだめよ」
「だってママは私のなんだもの」
「あなたはこの部屋ならいても良いわよ。」

他の部屋は気にもしないのに、
ベッドルームに入ろうとしたら、ベッドの上から「入っちゃダメ」
「ここはママと私のお部屋なの」
「うずちゃん、いじわるしないで入れてあげなさいって」
「えー、だって、やだもん」

ママには逆らえないうずら。
ママがその子を抱っこしてお部屋の中に入れるとあきらめます。
「しょーがないわね。でも、ベッドはダメ。
ベッドに足はかけちゃだめよ。」
ママはその子を抱っこしてベッドにあげちゃいます。
「やーだって言ってるのに、ママ。
じゃぁ、じゃぁ、マクラは絶対にダメ。」
いじわるなママは今度はその子をマクラの上に。──

「あーあ、もうママったら。
私が一生懸命守っていたのに・・・」

マクラまで占領された所で、うずらの抵抗はおしまい。
それからはおともだちがどこへ行こうがおかまいなし。
でも、誰かが遊びに来るたびに同じ事の繰り返しです。

<2000.6.9>

 

 

『番犬うずら』


うずらはちいちゃい癖にいつでもママのボディーガード。
顔を見るとすぐにお腹を出しちゃうのに、物音にはとっても敏感。
「敵わないんだから、番犬しなくて良いの。」
何度そう言われてきたことでしょう。

急にママに近づいてくる人にはどんなに慣れていても警戒します。
カミナリも地震も一応怒ってみます。
絶対に敵わないのに・・・

ある日、おともだちの家に大きな大きな犬が2匹いました。
とってもやさしいおとなしい子達です。
うずらはその子達の頭ぐらいしかありません。

シッポをピンと立てて、そこら中をかぎまわるうずら。
その子達もちっちゃいうずらには警戒心はゼロ。
でもちょっと興味を持って、クンクンしようとします。
「やめてよ。」
今まで誰からもいじめられたことのないうずらは
自分が一番強いって思ってるの。

1匹の大きい犬がママになぜてもらおうと寄ってきました。
突然ママとその子の間に入って、立ちはだかったうずら・・・
もちろん、「なんだこのチビ」ぐらいにしか思われないから
「うるさいわねぇ。」って行ってしまいました。
ママの方はハラハラします。
足ではたかれただけで飛んでいってしまいそうだから。

でも、自分が一番強くて、ママを守らなくちゃって思い込んでいるうずらは
怖いもの無しです。
見事大きな犬を追い払って、得意そう。

ママはためいきをつきながら、「ありがとう、うずら」
でも、怪我したら困るから、無理しなくて良いんだよ。
身体は小さくても気は強くてやさしいママのボディガードです。

<2000.6.10>


『うずらのしつけ』

 

「うずら」はとても母性本能が強い子だったけど、
太り過ぎで子供が作れなかったので、うずらが7歳になった時
「すもも」を飼う事に決めました。

その何年か前にドッグショーで見たケアンテリアが忘れられなくて。
でも、あまりいない犬種だったから見つからないかなと思って
うずらと同じモコモコヨーキーを探してもらうつもりでした。
それが予想外にモコモコの方が今はいなくて、ケアンはすぐに手に入るとの事。
頼んで3日目にはもうすももが家にやってきたのです。──

すももが家に来た時はまだ40日のちっちゃな赤ちゃんだった。
うずらはちょっと大きい子にはいじわるなんだけど、赤ちゃんには
無条件で母親になっちゃうの。
最初の1−2週間は免疫が無いから他の犬とは離してね。
そんなこと言われても・・・なんだけど、
とりあえず、ダンボールで隔離してみた。
すももはすももでチビの癖してメチャやんちゃ。
うずらはなんとかしてダンボールの囲いを飛び越えようと必死。
「うずちゃん、まだもうちょっとだめだからね。」
言い聞かせても、とにかく気になるちっちゃい赤ちゃん。

次の日、出掛ける時にうずらが飛び越えられないような囲いを
ダンボールで作って、二人でお留守番させたの。
犬の赤ちゃんはちっちゃくてもちゃんとお留守番できる所が
人間の赤ちゃんとは違う所・・・

戻ってきたら、二人でお出迎えに来るじゃない。
あれ?なんでぇ?って思ったら、チビの癖してダンボールを齧ってやぶいちゃってた。
きっとうずらは嬉しかっただろうなぁ。
私がいないのを良い事におもちゃにしてたんだろうなぁ。
それ以来あきらめて一緒にいさせることにしちゃった。

その時から「うずら」は「すもも」のお母さん。

チビがヨチヨチウロウロしようとすると、自分の体の下に入れて
出ちゃダメよってするんだよね。
子供も産んでいないのに、不思議だよね。

トイレも「うずら」が教えたの。
だから、ちょっと甘いんだけど、なんでも「うずら」の真似して覚えた。
私は「うずら」にお任せしちゃって。

「すもも」は「うずら」が大好きだったの。
多分本当にお母さんだと思っていたんじゃないのかなぁ。
もちろん私が飼い主だから、言う事は聞くんだけれど
私の言う事より「うずら」の方が絶対だった気がする。
「うずら」と「すもも」はとても仲良しだったけれど
「うずら」がしつけの為なのか時々いじわるしてたの。
私と遊ぼうとすると邪魔に入ったり、おやつを取ったり。

同じおやつを一緒に渡すでしょ。
最初は自分の分を食べている「うずら」。
ちょっとすると、必ず「すもも」の所に行って横取りするの。
でも、自分の分はそのまま置いてきちゃっているから
「すもも」はさっきまで「うずら」が食べていたのを取りに行くの。
自分の方が大きいのに、それでも他人の食べてるのが欲しいらしくて。
同じおやつが行ったり来たり。。。
それも遊びながらのしつけだったんだろうなぁ。

「すもも」はどんなにお腹が空いていても、「うずら」が来ると
黙って食べ物を渡していたの。
たまに私の所に救いを求めに来たりして。
なんだかすがりつくような目で見るから何かと思うと
さっきあげたばかりのおやつを取られちゃってて。
「うずら」は私には絶対敵わなかったから。
順位がはっきりしていたんだよね。

遊んでいてもそうだった・・・
最近は年をとっちゃって、おもちゃでなんか遊びたくないのに
「すもも」が遊んでいると、意地悪するの。
「すもも」は私がおいでって言っても、間で「うずら」が止めると
固まってなかなか来れなかったんだぁ。
「すもも」が絶対服従だったから、喧嘩にはならなかったけどね。
かと思うと、「すもも」にお腹見せて遊んだりしてたから
本当に仲良しだったんだよね。

不思議な事に、多分「うずら」が抱っこされるのが嫌いだったからなんだけど、
寝る時は「すもも」を抱っこしても気にしなかったの。
だから、昔からベッドは「すもも」の定位置。

今、初めて一人になって「すもも」も戸惑っているみたい。
元々無口な子だけれど、きっと「うずら」に叱られてたせいもあると思うの。
本当にほとんど声を出さない子なんだよね。
闘争心ゼロだし、うずらみたいに番犬にはなってくれないだろうなぁ。

「うずら」がいなくなって気づいたんだけど、「すもも」は一人でも平気みたい。
「うずら」は必ず私の側にいる子だったのね。
部屋を移動すれば必ずくっついてきてたのに。
「すもも」はどうも平気なのよねぇ。
もちろん呼べば来るんだけど・・・
「うずら」のしつけが行き届いちゃってるからだわ。

これから「すもも」も一人になれて、もっと自分の好き勝手に
行動出来るようになるのかしら。
今まで「うずら」任せだった分、「すもも」と私の関係が出来ていくものね。
夏菜にとっては「すもも」は良い遊び相手。
丈夫だから、ちょっとやそっとバシバシしても一緒に遊んでくれる。
これからもっと仲良しになっていくんだろうなぁ。

<2000.6.15>


 

『子供と一緒』

 

よく犬は3歳児と同じぐらいって言うよね。
年を取っても子供のまんまだから、可愛いの。
特にうずらは本当に童顔だったから、
いつまでも子供みたいだった・・・

でも、夏菜とすももと比べるとうずらはなんでも分かっていて、
「あんたが一番お姉ちゃんなんだから。」
って、よく叱っちゃってたなぁ。
だって、言って分かるのはうずらだけだったんだもん。

おもしろいのはね、すももは違うんだけど
夏菜もうずらも私が離れるのが嫌だったの。
隣の部屋にいるって分かってるのに、
ふすま一枚ドア一枚が閉まると大騒ぎ。
開いてさえいれば見えなくても平気なのよね。

どうも自分がいつでも側にいける状態じゃないと
ダメだったみたい。
自分から別の部屋に出て行くのは全然平気だったから。
ドアが閉まると他の空間になっちゃうのかなぁ?
開けるまでクンクン泣きどおしだったんだよ。

子供も同じだよね。
そこにいるって分かっているのに、閉まると泣き喚く。
不思議な事にうずらはトイレだけは気にしなかったの。
別に勝手にどうぞって感じ。
夏菜はいまだに泣き喚くけどね。

身体全体でそばにいたいよぉって言ってくれるんだもん。
ほんと可愛いよね。
なにもそこまでって思う事も一杯あったけど。
幸せってそんなことなのかもしれないね。

<2000.6.19>

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