うずらのたまご 1歩め

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ししゃも予備軍から、いよいよ未婚の母ししゃもになる日が、近づいてきました。
あと1ヶ月半、もうちょっとお腹にいた方が、楽しいと思う気持ちと、
そろそろ早く会いたいという気持ちが、混ざってちょっと複雑です。
前半は、切迫流産とか羊水検査とかばたばたしたけど、総じてとっても、
楽な妊娠生活だった気がします。

これって、ししゃもならではじゃないかなと思うことは、側に甘える
相手がいなかったことで、かえって楽に過ごせた気がするのです。
側に亭主とかいたら、絶対、「あれしてこれして」とか、してもらっても
「まだ足りない。」とか愚痴が出ていたと思うけれど、「気持ち悪いよぉ」
と嘆いてみた所で、首を傾げる犬しかいなかったので、言うだけ
無駄と思ったら、平気になっちゃったし。
身体がむくんだら、マッサージを頼めばいいんだ、買い物にいけないのなら、届けてもらおうと
割り切ってしまったら、凄く気が楽になった。

母親学級で会ったおかあさんは、自分だけが苦しい思いをして、何処にも行けず、
何にも出来ずに、「座敷牢にいるみたいだ」って言っていた。
思わず「それじゃ妊娠楽しくないでしょう?」って言ったけど。
高齢出産で、すっかり準備万端ということもあって、他に遣り残したことも無く、多分これで
最初で最後の妊娠生活を、満喫しようという余裕を持てたことが、良かったのだと思います。

もちろん、予期せぬししゃも妊娠だったから、不安や悩みは今でも山積み状態ですが、
そんなことよりもっと大きな幸せが待っていると思ったら、楽しくなってしまった訳です。
最初は心配していた友達も、私が余りに幸せそうに妊娠しているので、
「そんな顔が出来るなら、産むって決めて良かったね。」と言ってくれたし、
「そんなに楽しそうな妊婦は珍しい。」と言われて、よしよしとほくそえんだ母でした。

前向きに考えることを教えてくれたのは、お腹の中のこの娘だったと思います。
何度か流れても、おかしくなかった状況だし、喧嘩すれば出血すると言う状態を、
頑張ってしがみついてくれたからこそ、やっとここまで大きくなってきたんですよね。
この娘の生命力に助けられて、少しずつ母の自覚を養って来れたのだと思います。
このまま一人で生きていくのか、「産まない」が「産めない」に変わるのが、不安だった私が、
思わず授かった子だったけど、分かった時に産もうと思った選択は、決して間違っていなかったって
信じていられるのです。

現実に立ち向かう、勇気をくれたのですよね。
ありのままを受け止めて、その状況を楽しもうと決めた時から、母と娘の関係が
出来上がったと思うのです。
私さえ自信を持っていれば、いじいじするような子供には育たない、と言う変な思い込みがあるのです。
愛情は私だけで足りなければ、こうしてししゃものみんなや友達に、おじさんおばさん代わりに
なってもらって、愛情のつじつま合わせをすれば、子供は寂しくなく育つ気がするのです。

要するに物は考え様、都合よく考えていけば、何でも嬉しかったりするもので、理想はあくまでも
理想だし、予定はそのとおりには行かないものだし、それならば、成り行きに任せてみる勇気を
持つのも、良いことかなと思えるようになりました。
そうは言っても、ちょっとした事が起きると、悩んでしまうのが人の常。
まだまだ一波乱も二波乱もありそうな、今日この頃であります。
何が一番良いのか、答えの無い現実の中での試行錯誤の繰り返し。
新米母ししゃもの悩みは、まだまだつきないようです。

まずは無事に産んで、ご対面することに専念した方が良さそうですね。
身体全体で元気だよと、アピールしている子がいるのですから。
胎動を感じられることが、母の一番の幸せですよね。
こればっかりは、父ししゃもには分からない至福の時です。

  <1998/6/7   vol.13>

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「うずらのたまご」が無事に「うずらのひな」になってから、やっと1ヶ月ちょっとが過ぎたね。
「早く会いたいよ」と、予定よりも慌ててこの世に出てきた娘は、順調に育っています。
ちいちゃくって、柔らかくって、暖かくって見ているだけで、周りのものを幸せにしちゃう、
赤ちゃんってなんて素晴らしいんでしょう。
妊娠が分かった時にした決断は、正解だったとしみじみ思える瞬間です。

産んでからも気がつくとお腹を擦っていたりして、そうかもういないんだって10ヶ月の癖はなかなか
消えなかった。
お腹を蹴られるのが、もう懐かしく感じられるけど、今は暖かい夏菜を抱きしめてあげられる。
安心して、お腹の上で寝ている我が娘を見たら、何もかもが些細な事の様に思えてきて、
まだ良く見えてもいないのに、顔を振って乳首を捜す様を見て、どんな事をしても守ってあげようと、
心に誓った幸せ者です。

普通の子とは違った状況で産まれてしまったけれど、そんな事に負けないで、ちゃんと一緒に、
胸を張って生きていけるように、沢山の愛情に包まれて、歩いて行って欲しい。
でも何でも考えようで、余計な喧嘩やいざこざを見る必要はないし、最初から分かっているから、
充分に準備もしてあげられる。
こういうものだって思って、ゆったりちゃんと現実と運命を、受け止められる勇気のある子に育って
欲しいな。

夏菜にはししゃもならではのお友達が、産まれる前から沢山いるもの。
何処へ行っても困らないぐらい、沢山の大きな家族がいるのは、ちょっと得した気分だよね。
どんなことでも、都合の良い様に考えよう。
もうちょっと分かるようになったら、産まれる時にもらった、沢山の励ましメールや愛情をみせて
あげるからね。
みんなが夏菜が産まれてくるのを、楽しみにしてたんだよ。
ママも寂しくなかったもの。

先の事を思えば、ししゃもっ子は苦労もあるけど、その分もっともっと楽しい事もある筈だから。
必ず言われるだろう、「何で産んだの?」の言葉のあとに、「だって、ママが欲しかったんだもん。」って
笑って言ってあげられる様、これから一杯愛してあげるから、夏菜はその愛情に溺れないで、
貰った愛情を、ちゃんとお返し出来るような子に育つんだよ。

まだ産まれてから40日ぐらいだけど、大分色々覚えたね。
胃が小さくて、あまり飲めなかったミルクも、随分沢山飲めるようになってきたし、下手だったげっぷも
ちょっと上手になったね。
おとなし過ぎてちょっと心配だったけど、今はしっかり自己主張して、大きな声で泣けるように
なってきたね。
一人笑いしている夏菜を見ると、思わず一緒に笑っちゃうよ。
抱っこしてると、すぐに寝ちゃうのに、ベッドに置こうとするとすぐに起きちゃう。
なんで分かっちゃうんだろう?
ママのお胸はあったかいからね。
しがみつく手も、ちょっと力強くなってきたね。
なんて、つるつるすべすべのお手々なんだろうね。
薄い爪がしっかり生えてて、切るのがちょっと恐かったよ。

夏菜が家族の仲間入りしてから、おねぇちゃんのうずらとすももは、頑張って子守りしてくれているよね。
ちょっと泣かせておこうかなって思っても、うずらが心配して呼びに来るから、放っておけないよ。
言葉は通じなくても、夏菜が家族の一員なんだって、守ってあげなくちゃって、ちゃんと
分かっているんだよ。
今はまだ一緒に遊べないけど、もうちょっと大きくなったら仲良ししようね。

                                 <1998/8/19  vol.11> 

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夏菜がうずらの家族になってから、やっと50日ちょっとが過ぎて、2585gで産まれたのが、
もう4760gになったね。
新生児用でもだぶだぶだったオムツが、もうすぐSサイズだよ。
毎日あっという間に大きくなっているんだな。
お腹が一杯になれば、すぐに寝てたのに、最近は添い寝してないと、気が付いちゃうね。
ママの側が気持ち良いのは嬉しいけれど、夏菜が寝ている間にしなくちゃいけない事が、沢山あるから、ちょっと一人で良い子にしててね。
ベビーベッドよりママのベッドの方がお気に入りだけど、うずらもすももも夏菜が大好きだから、
お顔ペロペロ舐められちゃって、もうちょっと大きくなってからじゃないと心配だ。

こないだ、パパ代わりの小学校の同級生3人が遊びに来て、みんなで抱っこしながら、夏菜を
肴に飲んでたよ。
沢山の家族がいて幸せだって、思える良い子に育つんだよ。
皆で手型足型取るのに、大騒ぎ。
あれって結構難しい。
どうして赤ちゃんって、手を開こうとすると握っちゃうのかな?
でも小さいあんよとおてての可愛い型がとれました。
また一つ、嬉しい記念が増えて嬉しかったよ。
これからずっと一緒に、思い出を沢山作って行こうね。

でも赤ちゃんって不思議。
どうしてこんなに小さいのに、手も足もそっくりママと同じなんだろうね。
よく産まれたばかりの子を見ながら、目はパパ似とか口はママ似とか言っているのを聞いて、みんな
おんなじ様に見えるって思っていたけれど、とんでもない。
ほんとにそのままの、縮小サイズだったりするもの。
血を分けた親子って、ちゃんと誰にでも分かるようになっているんだなぁ。
日に日に強く握り返してくる、娘の小さな手を見ながら、一人でにこにこしてしまう。
夏菜が産まれてから、ほんのちょっとした、何でも無いような事が、素晴らしく輝いて思えるようになった。
まだ目も良く見えないのに、一生懸命身体全体を揺すって泣きながら、呼んでいる。
抱っこした途端に、安心しきって眠ってしまう娘が、いとおしくって仕方ない。
抱き癖が付くからって言う人もいるけれど、今の内に出来るだけ暖めてあげたいな。
どうせいつかは、少しずつしつけて行かなくちゃいけないし、お留守番もさせるんだから、今はうんと
甘えさせてあげるね。

母は何をしてあげられるんだろうね。
夏菜のおばぁちゃんは、愛情深い人だった。
あふれ出てくる思いを、子供に惜しみなく与え続けていた。
それが重くてうるさい時もあったけど、愛情をあげることはしっかりと身に付いている。
”温室の中から出るな”と言った母に、”いてやるから、建て増ししろ”と言ったのを、急に
思い出しちゃった。
夏菜を育てながら、また自分と母の事を、沢山思い出して行くんだろうな。
こうして母から娘へと、親子の愛情は、引き継がれて行くものだったんだね。
同じ事はしてあげられないかもしれないけれど、愛の足りない子にだけはならないように、包んで
あげるからね。

今日の地震でまずしたことが、眼鏡をかけて、夏菜の上にかぶさることだったのが、ちょっぴり母だな
と実感した私でした。

                    <1998.9.6  vol.13>

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赤ちゃんって本当に、毎日成長して変わっていくものだな。
小さくて心もとなかった夏菜も、大分しっかりしてきた。
やっと目も見えるようになって、ベッドの上の動くおもちゃを
見つめたり、ママの顔を見て、にこにこ笑うようになってきた。
あーとかうーとかふーとかお話も始まった。
少しずつでも、確実に大きくなって来ているんだね。

 
赤ちゃんの笑顔って不思議。
何の駆け引きも無い、無邪気な笑顔につられて、ついつい周りも
引き込まれて笑ってしまう。
みんなこの笑顔を見られるから、子育てが大変でも幸せのエネルギーに
満たされて、頑張れてしまうのだろうな。
お腹が空けば泣き、気持ちが良ければ笑う、気に入らなければぐずる。
素直に生きること、人を信じること、人に甘えること、忘れていたことを、
沢山思い出させてくれる。


今は望むことには、出来るだけ答えてあげたい。
我慢することは、いつか覚えなくちゃいけないのだから。
これから寂しい想いも、しかられることも、悲しいことも、嫌なことも、
辛いことも沢山経験していくのだから。
満たされた気持ちは、ゆったりとした心を育んでくれることでしょう。
その笑顔がみたくて、母はこうしているのだから。


やっと少しずつ、お散歩も出来る様になって、こないだは
抱っこしたまま区役所へ行ってきた。
夏菜にとっては初めての大冒険。
新宿の人込みは、まだ彼女にとっては早かったかな。
母の大失敗は、抱っこ紐を使わなかった事。
人を避けて歩くのが、こんなに大変だとは思わなかった。
戻ってきたら、力を入れて抱きしめていたせいで、からだが
ぎしぎししていた。
「ちょっとは気にしてくれい。」と思ったけど、あんなところに
赤ちゃんをただ抱っこして行く方が、いけなかったんだなと反省。

 
友達にA型のベビーカーを貰ったので、早速お散歩。
最近天気が悪いので、なかなか出掛けられないのだけれど、
やっぱり外は刺激があって、嬉しいらしい。
キョロキョロしていたかと思うと、揺れに任せてオネムになっちゃう。
お日様がまぶしいことにも、風が気持ち良いことにも気がついたね。
そうやって、一つ一つ覚えていくんだから、あせらないでいこう。

 
良くわかってきたせいか、ちょっと目が覚めて側にいないと泣き出すし、
ここ2-3日寝ぐずりと指しゃぶりが始まった。
不思議なことに一日に何度も、指を開いて取り除くのに、どうして
そんなにほこりを握り締めているんだろう。
考えてみれば、ずっと片時も離れずに一人で世話をしてきて、
いつ寝ているのか、起きているのか、分からないまま一日が過ぎている。
電気も付けっぱなしの、仮眠状態だけれど、それでも何とか
なってしまうのは、やっぱり沢山のエネルギーを受けているから
なんだろう。
お願いだから「泣きやんで」とか「寝て頂戴」とか思うのだけれど、
でもそれも寝てる間に、あれしようこれしようという親の勝手
なんだろうな。


寝不足・腰痛・背中痛なんでもありで、つくづくやっぱりもうちょっと
若ければと肉体的には思ってしまうけれど、精神的には充分に準備の
出来ている歳だったので、きっと楽な子育てしている方なんだと思う。
早く泣き止ませなくちゃと、気になる同居人がいないのも、
うるさく口出しするお姑さんとかがいないのも、手伝ってくれない
からと腹を立てる必要も無くて、娘と自分だけの事を考えていられるのも、
楽に子育てが出来ている理由なんだと思う。 


流れるままにゆったりと、慌てず騒がず、このまま子育てしていけたら、
いいのだけれど。
そんなに甘いものではないのだろうな。
でも自分にだけは、努めてそう言い聞かせて行きたいものである。

ー夏菜はやっと3ヶ月になりました。ー

                        <1998/10/11  vol.18> 

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この頃の赤ちゃんは、寝ている間に大きくなるのか、というくらい
毎日重くなっているみたい。
3ヶ月半になった夏菜は、只今6,360gすくすくと順調だ。
ちゃんと目も見えるようになったので、キョロキョロと色々な物を
見るようになった。
大人しくして居るなと思うと、テレビを見つめていたり、私がどこに
いるのかと、首を回していたりする。
あやすとニコニコ笑ったり、声を出すのが楽しいらしくて、一人で懸命に
お話しているのが微笑ましい。
大人になると当たり前のことが、こんなに新鮮に感じて覚えて行くもの
なのかと、見ていて感心させられる。
 

おすわり練習用の「おすわりだいすき」に座らせてみたら、途端に
初めて声を出して笑った。
今までは寝ながら体を揺すって、声を立てて笑うことはあっても、
何かに反応してと言うのは、初めてだった。
余程お座り出来たのが嬉しかったらしくて、それからは横抱きだと
文句を言うようになった。
景色の違うのが、ちゃんと分かるようになったんだなぁ。
最初は只抱っこすれば良かったのが、立てだの歩けだの、今度は
座らせろだの注文の多いことである。
何もかもが彼女にとっては初めてだらけで、どんどん吸収して
行くのだな。


不思議なのは、寝ていると余り近寄ってはいけない、と分かっている
うずらとすももが、お座りをすると、寄ってきて舐めようとする。
何かが違うのだろう。
でも彼女達の判断では、夏菜はもうそろそろ、お友達の仲間入りを
するらしい。

 
くびも大分据わってきたので、とうとう抱っこ紐を使い始めた。
こないだは人混みの中、恐い思いをしたけれど、これでどこにでも
行きやすくなった。
ついこないだまで、あんなに小さくてふにゃふにゃで、抱っこするのも
おっかなびっくりだったのが、ちゃんとこうしてしっかりしてくる。
ベビーカーに寝ていると、まだまだと思うのに、抱っこ紐だけでも
随分いっちょ前になった気がする。
おむつも、いつのまにやらMサイズになったし、あっという間に
お座りしたり、はいはいしたり、出来るようになるのだろう。
そう思うと、もうちょっとゆっくりでも良いよと複雑である。
でも、私が何を思っても、夏菜はどんどん大きくなってしまうんだろうなぁ。

 
面倒くさくて先延ばしにしていた、区役所の届けを出しに行ってきた。
何も分からずに行ったけれど、とても親切に教えてくれた。
余り良い話を聞いていなかったので、どんなものかと思って行ったら、
一人親の保険証も4-5日で届いたし、担当の人にも拠るのだろうけれど、
思いの他良くしてくれた。
おそらく場所柄、未婚の母が沢山いて、特別に珍しくないので、
当たり前に対応したのかもしれない。
確かに認知もしてもらっていない、父親の連絡先を書けというのは、
変だと思った。
認知していないのに、勝手に名前を出す方がいけないんじゃないのかしら。
あれなら誰の子だって書きたい放題だ。
新宿区は子供が少ないせいか、予算があるらしくて、区からの
プレゼントを選べるのだけれど、申し込んだらすぐにB型の
ベビーカーが届いた。
まだしばらくは使えないのだけれど、ちょっと得した気がする。
またAからBに変わるだけで、大きくなった気がするんだろうなぁ。


お友達からおさがりのお洋服を頂いた。
まだちょっと大きいのもあるのだけれど、きっとすぐに丁度
良くなってしまう。
分けてくれながら、おばあちゃんが色々思い出して涙ぐんでいた
そうだけれど、沢山の思い出が、洋服一つ一つに詰まっているんだろうな。
子供の成長が、洋服にもおもちゃにも靴下にだって、重なって蘇る。
私も夏菜とのこれから作る思い出を、沢山重ねて行くんだな。
毎日のほんのちょっとしたことが、素敵な思い出となって、いつか
蘇る日がやって来る。
いつまでも忘れないでいられるように、沢山の記念と思い出を
作っておこう。
あっという間に、おねぇちゃんになってしまうのだもの。

                        <1998/10/25  vol.20>  

 

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気が付くと1日が終わって、あっという間に日が経っている。
それだけ毎日が、充実していると言うことなんだろうな。
夏菜は4ヶ月になって、6,690g 一時酷くなった寝ぐずりも指しゃぶりも大分落ち着いようだ。
洗面台では小さくなってしまって、ベビーバスを使い始めた。
お風呂上りに高さが丁度いいので、洗濯機の上でタオルに包んでいるのだけれど、
それももう少しの事かもしれない。
起きている時間が長くなって、あやせば声を立てて随分笑うようになった。
うつぶせで首を持ち上げて、きょろきょろ当たりを見回すのが、お気に入りらしくて、見る物聞く物全てが
興味の対象らしい。
タクシーに乗っていても、信号で止まると文句を言うようになった。
景色の変わるのがおもしろいのだろう。

昨日まで見ていても、興味の無かったものが、突然分かるようになっている。
アフターダークに出る自分の顔を見て、にこにこするようにもなった。
今は母のくすぐり攻撃で、泣いていたのもごまかされる時もある。
おすわりと一緒で、初めて支えてタッチの真似をさせたら、嬉しかったらしくて、急に声を立てて笑ったりした。
新しい事をすると、次の日には急に成長する。
脳にしわを刻んでいるのが、手に取るように分かる。
本当に不思議なものだ。
こないだ初めて地下鉄に乗った時、すぐに席を譲ってくれた人がいたのだけれど、座るとつまらないらしくて、
一駅も我慢してくれなかった。
せっかく気を使ってくれたのに、ちょっと申し訳無かった。
立っている時はご機嫌で、初めての大冒険を楽しんでいたようだ。
何を見ても聞いても初めてなのだから、視界の広い方がいいんだろう。
ふと思うのだけれど、どうして妊婦の方がみんなに大事にされるのかな。
赤ちゃんを抱いている方がよっぽど大変なのに、人ごみでもタクシーでも余り気にしては貰えないようだ。

夏菜より三週間あとに産まれた、友達の子に会ってきた。
彼女は私と一緒の未婚で、黒人とのハーフなのだけれど、驚くほど成長が早い。
大きさはほぼ一緒で、感情表現はずっと早くから、はっきりしていたようだ。
髪の毛も沢山生えていて、彫りもやっぱり深い。
血はこんなにはっきり出るものなんだと、改めて感じさせられた。
紛れも無くそこには、父の血が現れているのだもの。
夏菜は私にそっくりで、私と彼は似た系統なので、日頃パパの事を思う事は少ないのだけれど、
きっとこれからもっと似ている所も出てくるのだろう。

実は夏菜が産まれてから、3ヶ月ぐらい経ったある日突然彼が会いに来た。
全く連絡も無かったので、興味が無いのかと思って放っておいたのだけれど、私はずっと夏菜の父親は、
好むと好まざるとに関わらず彼なのだから、会いたければ会えば良いと思ってきている。
只、自分の子供が可愛いと思う本能が、欠如している人に何を言っても無駄だと思ってもいる。
何の要求も出してはいないし、彼が何か夏菜の為にしたければすればいいし、そうじゃなくても私には
構わない。
結構長く一緒に住んではいたけれど、離婚のいざこざがあった訳ではないので、別になんとも思わなかった。
私は産めなくなる前に、夏菜を授かったことの方が、嬉しくて仕方がないのだ。
一人では子供は作れなかったのだから、置き土産に感謝してもいるし、居ない事でかえって、楽に
子育て出来ているのだと思う。

男と女が終わるのは仕方がないし、喧嘩別れも只の友達に戻る事も、それは彼と私の関係であって、
私と夏菜との絆に何の影響も無いと思っている。
そして彼と夏菜の関係もまた別なのだ。
何事も無かったようにやってきて、お互い余計な話もしなかった。
傍で聞いていたら、仲の良い友達のようだと思う。
そのあとはまたそれっきり、彼がどう思っているかどうしたいのか、もうどうでもいい事のような気がしている。
会いたくなったらまた来るだろう。

人を恨むこと憎むことは面倒臭いし、今更縁りを戻す筈も無いし、でも夏菜には、半分彼の血が
流れている訳だから、私が否定してしまうのは、可哀想だと思うのだ。
事実を全て受け入れて、一人で産んで育てようと決めたのだから、誰に似ようが可愛いものは、
可愛いのだもの。
これから夏菜が、大きく成って行くに連れ、教えなくては行けない事もあるのだろうけど、当たり前の事を
当たり前に、運命を受け入れる勇気を持つ子供に、育ててあげたいと思う。
こんなに沢山の愛情に包まれているのだから、父親が居ない事なんて別にたいした問題では無いのだ。
計算しても予定通りにいかないから、人生おもしろいものなんだもの。

にこにこ笑いかける夏菜を見ていると、本当に「天使の笑顔」なんだと思う。
相変わらず余り涙の出ない子が、こないだ大泣きしたら、大粒の涙が一粒。
泣きじゃくる夏菜を抱きながら、可愛くって一人でけらけら笑ってしまった。
泣こうが喚こうが可愛いくて、楽しくて、一瞬でも成長を見逃したくない気持ちで一杯なのだけれど、
そろそろ生活の為には預けなくてはいけない。
出来ればいつも、側に置いておける仕事をしたいのだけれど、すぐにそうも行かないだろうから。
そんな事を考える時、専業主婦が羨ましくなる。
羨んでも、仕方の無い事なのだけれど。
でもそれが、当たり前の人にとっては、そんなに有り難い事でもないのだろうな。

成長の記録を形にしたくて、親ばかHPを作りたいのだけれど、一人で育てていると、今までいつも、
ほとんど同じポーズの写真しか撮れなかった。
それがやっと、お座りの真似事をしたり出来るようになったので、これからはもっとどんどん違う写真が、
沢山撮れるようになるんだなぁ。
ちょっと感激である。
写真を見られない友達の為に、写真だけ何枚かアップした。
授乳の写真が、一番のお気に入りなのだけれど、どうやら母だからそう思うらしい。
授乳って今しか出来なくて、母である事を一番実感できるものだ。
どこででも平気で授乳してしまう。
女で考えること、母で考えること、全く違う答えも出るのだろうな。
でも今は母親満喫なのである。

来週は4ヶ月検診で、初めてのお注射が待っている。
一体どんな事になるのやら、また大粒の涙が見られるのかな。

                                <98/11/14 vol.23>

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先週無事に、4か月健診に行って来た。
同じぐらいの赤ちゃんが一杯。
みんなもうそれぞれ違うぞ。
久し振りに母子手帳をしげしげと見ると、体重2585gが6630g、身長が46.1から60.3cm、
胸囲は30から41.6cm頭囲は34.2から42.1cmになっていた。
あれ、頭と胸はほとんど一緒なんだ。
でもいつのまにか、大きくなっているんだなぁ。
そう言えば、もう新生児じゃなくて、ちゃんと赤ちゃんらしくなっているなぁ。
あんなにやせっぽちで、鶏がらみたいだった足も、今はムチムチしてるし、ほっぺも落ちそうにパンパンだもの。
ペチャッパナも少しは高くなったらしくて、おっぱいを吸い終わると、お鼻が真っ赤になっているよ。

初めてのお注射は、もっと大泣きするかと思っていたら、ツベルクリンは余所見している間にプスって打たれて、
びっくりして一瞬だけ泣いたけれど、立って歩き始めたらもうキョロキョロして、ケロっとしていた。
な〜んだ。
2日後のBCGは、1つ目のはんこはまだ気が付かなかったけど、2つ目でじわっときたらしく、「ほげぇ」って
叫んだ。
でもやっぱり、すぐに忘れてしまったらしくて、またキョロケロ。
せっかく涙拭き用のガーゼ用意していたのに、やっぱりな〜んだのちょっとつまらなかった母でした。

先週ししゃものオフで、初めてのカラオケデビュー。
大きな音で驚いたり、ぐずったりしたら、顔だけ出してすぐに引き上げようと思っていたのだけれど、
予想に反してまぁ、機嫌の良かったこと。
刺激が嬉しくて仕方ないのだろう。
みんなに交代で抱っこされて、気持ち良さそうだった。
ほぼ4時間、ふんとも言わずに、ずっと楽しそうにしていた。
帰ってから、興奮してぐずったり、お熱でも出すかなと思っていたら、ずっと一人でお話して、あとは
ぐっすり良く寝ていた。
妊娠中も、ずっとカラオケに行っていたから、胎教の効果だな。
これで、安心。
不良親娘の一丁上がりである。

それで味を占めて、2人でカラオケに行ってきた。
何故だか、子供に歌って上げたくなるのは、童謡とか子守唄とか自分が幼い頃に、母に歌ってもらっただろう
懐かしいメロディ。
でももう遠い昔のことで、歌詞が全然分からない。
そんな訳で、カラオケでお勉強のつもりで行ってきた。
昼間から赤ん坊連れて、歌っているのは童謡ばかり。
ちょっと前なら恥ずかしくて出来なかったけれど、母は何でも出来るようになっちゃうんだなぁ。
早く一緒に、歌えるようになったらいいね。

ついこの間、お座りの真似事を始めたのに、寄り掛かっていれば、一人で結構長く、お座りして
いられるようになった。
うつぶせにしていても、ずっと首を持ち上げて、ばたばたしている。
随分、力が付いてきたものだ。
首も腰も大分据わってきたので、抱っこも楽になった。
朝起きると、少し位置が変わっている。
寝相が悪くなるのも、成長のしるし。
そろそろ、落ちないように気を付けなければ。
たまごから雛へ、雛からひよこへと急速に成長してしまう。
嬉しいような寂しいような、とにかくこの一瞬を大切にしよう。
これから沢山の思い出を、一緒に作っていくのだから。

先日、母が書いた「母子日記」が出てきた。
丁度私を妊娠した頃から読み始めた。
聞きたかった事、教えて欲しかった事が、きっとそこには全部書かれているのだろう。
妊娠中は、母の残した詩に助けられて、今度は日記に教えられて、いくつになっても、母は
有り難いものである。
いつまでも子供の成長を見ていられない親は、そうやって愛情を伝えて行くものなのか。
気が付けば、母と同じように子育てしている自分がいる。
おばあちゃんには会えなかったけれど、沢山の愛情を残していってくれてたね。
いつか、こうして書き残したものを、読む時が来る娘や孫の為に愛情はバトンタッチされていくんだね。

夏菜はどんな子に、育って行くのだろうね。
元気で丈夫なら、それ以上は何も望みはしないのだけれど、顔に意地悪の出ない子になろうね。
女の子は、見た目が可愛いいに越した事はないのだけれど、そればっかりはどうしようもないから、
やっぱり愛嬌のある子になりなさい。
あとは素直に「ありがとう」と「ごめんなさい」を言える子になりなさい。
ほんとは、これが一番難しいことなのかもしれないけれど。

親がちゃんと守ってあげられるのは、多分今だけなのだろうね。
あとは成長に連れて、どんどん手が離れて行くのだから。
母の知らない所で、色々な素敵な事も嫌な事もすぐに経験するようになってしまうのだよね。
心配性の母だから、私がそうだったように、ちょっと窮屈に思うかもしれないね。
広い海で浮き輪にながーい紐をつけて、遠くに行き過ぎて危なくなったら、引っ張って戻す。
そんな子育て出来たらいいなぁ。
その無邪気な笑顔を、少しでも長く見ていたいよ。
今は私の手の中で、安心してすくすく大きくなってね。

                                  <98/11/21   vol.24>

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夏菜はもうすぐ5ヶ月。
体重も6950gになって、背中がしっかりして急にずっしりと重く感じられるようになった。
こないだ、ちょっと鼻水を出していたのだけれど、酷くならずにそのまま治ってしまった。
産まれる前に心配させたせいか、と言っても畑が古かったのだけれど、産まれてからは、本当に元気で
手が掛からない良い子だな。
でもそろそろ、母からの免疫が切れるらしいから、初めてのお熱も近いかもしれない。
私自身が、生後5ヶ月の時に腸重積で大手術をしているけれど、それでもこうやって元気なのだから、
何とかなるでしょう。
実はおろおろしながら、子供の熱を測る母の姿に、ちょっと憧れてもいる。
「やさしいママの手」が、どのくらい効果があるのか。
なんて、実際に病気になられたら、根性無しの私はおろおろどころじゃ、済まないんだろうなぁ。

最近力がついてきたせいか、寝ていて上にずりずり、上がれるようになったので、少し下げて
寝かせるようにしている。
そっくりかえって、横向きになれるようにもなったので、ちょっと押してあげると、ゴロンと置き上がる。
そこでまたつんとつくと、ゴロンところがる。
おもしろがって、引っ張ってゴロン、ついてゴロン。
最初は喜んでいるのだけれど、いい気になっていると、ふにゃ〜っと泣き出す。
ほんと、あきないなぁ。
どうやら寝返りする日も近いらしい。

もう一人で割と長く「おすわりだいすき」に座っていられるのだけれど、あきると暴れて、どんどんずり落ちたり、
前に倒れそうになったりする。
この間、「あ、転ぶ転ぶ」と側で見ていたら、前にゴンっと頭をぶつけて大泣きした。
初めて痛い思いをした、娘の頭をさすりながら、ゲラゲラ笑っていた。
ごめんね、夏菜。

そろそろ離乳食の準備で、りんごのすりおろしとかを与え始めた。
夏菜は相変わらず毎日ウンチをしないのに、2日続けてちょっとだけした。
「あら、珍しい」とすぐにおむつを替えていたら、ムニュムニュムニュ。
もうしないと気を抜いていたので、全部手で受け止めることになった。
今まで一度も、失敗していなかったのに。
元気な証拠だから、まぁいいか。

まだちょっと早いかなと思ったけど、ベビーフードの瓶詰めを買ったら、あげたくなった。
「りんご」はどうかな、「かぼちゃ」はどうかな。
「にんじん」はと思ったときに、ふと本を読む。
あれ、「かぼちゃ」ってまだ駄目だったんだ。
でも、もう食べちゃったし。
これではまずいと思って、今日から本の通りに、ことこと煮たおかゆをすりつぶして食べさせてみた。
これが思ったよりも、上手に食べる。
1匙づつ毎日増やして、ってもう2匙食べちゃった。

いよいよ離乳食が始まりました。
一体どうなることやら・・・でも楽しそう。

                                <98/11/28    vol.25>

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夏菜は順調にスクスクと、5ヶ月を過ぎた。
こないだは珍しくちょっと熱っぽくて、7度3分あったので、いよいよ初めてのお熱かとドキっとしたけれど、
機嫌も良ければ、食欲もあるし、お話もするしで、あれっと様子を見ていたら、ものの1時間ぐらいで、
下がってしまった。
本当に今のところ、丈夫で手の掛からない子なんだわ。

離乳食はほんの少しずつだけれど、自分から口を開けて、食べられるようになってきた。
おかゆを炊いて、それをまたすり潰して、裏ごしして、なんとも手の掛かる物だったんだ。
今から、野菜が好きになれば楽なのにと、にんじんとかぼちゃはちょっと多め。
「あぁ、おいしい。」とか「食べないんだったら、ママが食べちゃお。」とか、色々やってみせたり、歌ったり。
それでも、ほんのちょっとしか食べないので、結局自分が食べていたりする。
きっとこれから、こうやって母は残り物を、食べ続けて行くんだろうなぁ。

新しい事が出来る様になると、嬉しいらしくて、しばらくずっと同じ事をするのだけれど、最近手の動かし方が
増えてきて、腕をぐるぐる回したり、上下に振ったり出来る様になった。
抱いているとその度に、顔をはたかれたり、引っ掻かれたり、ついでに口を掴まれたりと、成長ってちょっと、
はた迷惑なものだったんだ。
高い声が出せるようになったのも、嬉しいらしくて、ネコの盛りのような、奇声をあげている。
これが大きな声で結構うるさい。

足を持つ事も覚えて、最近のお気に入りのポーズは、両足を持って、固まる事。
まだ、ごろごろ揺する事は分からないらしい。
あと、支えてタッチは、本当に嬉しそうに良く笑う。
先に目を覚ますと、暴れているらしくて、うーあー話ながら、わき腹を押されたので、何かと思って
寝ぼけながら起きたら、頭でぐいぐいとベッドの端まで、押されて寝ていた。
いつのまに、こんなに動けるようになっていたんだろう。
逆さに動いていたら、ベッドから落ちているって言う事だなぁ。
次は、何が出来るようになるのかな?

そろそろ、寒くなってきたので、一緒にお風呂に入る事にした。
けれど、まだおすわりがちゃんと出来ないから、私が洗っている間や拭いている間が困るなぁ。
そこで、通販雑誌で湯船用の浮き袋椅子を買ってみた。
初めての湯船は楽しいらしくて、ご機嫌。
お風呂の中は、問題をクリア、でも一緒に夏菜を出してしまったので、自分がびちょびちょのまま、
タオルに包んでベビーベッドまで運んで、それから先に着替えて、とばたばたしてしまった。
なかなか手際良く出来ない物である。

久し振りに、クリスマスツリーに飾り付けをした。
まだ夏菜は分からないけれど、なんだかウキウキ、これも親ばか。
うちの姪っ子は5年生なのに、今もサンタクロースを信じている。
年長さんの甥っ子は、「言わないとサンタさんも分からないよ。」って言っても、今年は欲しい物を内緒にして、
サンタさんに当ててもらうつもりらしい。
クリスマスって、子供の夢が詰まっているんだなぁ。
夏菜はどんな子になるのかしら。

最近、HPを作り始めたのだけれど、全くの初心者の無謀な挑戦で、これがまた、チンプンカンプン。
時間は掛かるは、頭はこんがらがるはで、ついつい夏菜の相手をする時間が減ってしまう。
寝てる間に、進めようとするので、こちらの都合で寝かせようとしたり、機嫌が良いと一人で遊ばせたり
・・・ごめんね。
でもそうそう、思い通りには行ってくれないから、一体いつになることやら。

あっという間に育って行く娘と、沢山の思い出を作ろう。
クリスマスも、お正月も、節分も、ひな祭りも、お誕生日も、これから一杯、一緒に出来る事があるのだから。
でも今はそんなイベントよりも、毎日の一瞬一瞬が、きらきらと輝く素敵な思い出として、積み重なって
行くんだろうなぁ。

― 下に小さな白い歯が、顔を覗かせました。

                                  <98/12/19   vol.28>

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みなさん、明けましておめでとうございます。
今年も一緒に夏菜の成長を喜んで下さいね。

夏菜と一緒の初めてのお正月は、沢山のお友達が遊びに来てくれました。
夏菜はまだお正月も何にも分からないけれど、やっぱり人が来るのは、嬉しいらしくて、また少しお姉ちゃんに
なったみたい。

HP作りにはまりにはまって、ここの所、ちょっと夏菜には手抜きだったので、みんなに抱っこして構ってもらえて
凄く嬉しかったんじゃないかな。
どうも外面がいい気がするのは、気のせいかしらん。
でも、年末にHPをアップしてから、思ったよりとても沢山のお友達が遊びに来てくれて、大感激。
テレビで、「ひとり親でも辛い事はひとりでもなんとかなる。
だけれど、嬉しい事を一緒に喜んでくれる人がいないのは寂しい。」って言っていたけど、私にはこんなに
夏菜の成長を一緒に喜んでくれる人が、沢山いてくれるって思ったら、本当に嬉しくなっちゃった。
夏菜は沢山の人に可愛がってもらえて、幸せな子だなぁ。

ここのところ、ちゃんとお座り出来る様になってきた。
まだ気を抜くとコテンって転んじゃうけれど、ここ1週間で急に成長した気がする。
やっぱりみんなから、刺激を受けたからなのかな。
おもちゃもまだまだ距離間が変だけど、自分から手を出して掴もうとし始めたし、両手をばんばんって
叩くようになった。
気を抜いていたら、コップを倒されちゃった。
そろそろ抱っこしていると、机の上の物が危ないかな。

相変わらず、猫の盛りのような奇声をあげるので、「こんな時間にそんな声出さないで、普通に可愛く
お話してね。」「だぁめ」って怒った真似をすると、一応やめて、極上の笑顔を振り撒く。
怒られているのじゃなくて、構ってもらっていると思うらしくて、またすぐに「きー」って始まる。
ああ、遊ばれているのは、私なんだわ。
大分知恵が付いてきて、母娘の駆け引きが始まったみたい。

「ばぶぅ」の「ぶぅ」の音を出したいらしくて、練習を始めた。
でもまだ上手に出来なくて、「ぷしゅぅ」って空気が抜けちゃう。
唇も噛んで、「ぷしゅぅ」、色々試している。
誰に教わる訳じゃないのに、自分で何でも時期がくれば練習し始めるのだから、本当に赤ちゃんって
不思議な物だ。
こないだは哺乳ビンを自分で持って、少しだけ飲めた。
今日は足の指を初めて舐めれた。
凄い凄い。
少しずつ一歩一歩、出来る事が増えていくんだなぁ。

離乳食ものんびり、増やして行こうと思っているのだけれど、いつのまにか、沢山食べられるようになってきた。
そろそろ2回食にした方が良いみたい。
自分からすすんで、口を開けてもぐもぐするし、割と上手に嫌がらないで食べている方なのかな。
今は、にんじんもかぼちゃもほうれん草も、まだ喜んで食べるけれど、すぐに好き嫌いが始まるんだろうなぁ。

離乳食を始めて、一回牛乳パンがゆを作ったら、気に入って沢山食べたのだけれど、お腹がゆるくなった。
牛乳がまだちょっと早かったみたい。
最近はウンチも大分固まってきて、久し振りにちょっと便秘ぎみ。
きっと、コロンって出てきたら、感動しちゃうんだろうなぁ。
ああ、楽しみが沢山あるのだわ。

下の歯が2本になったのだけれど、むずむずするからなのか、噛むことを覚えてきた。
おっぱいって1番最初の絶好のおもちゃだから、たまにカプって噛まれる。
これが、まだ上は歯茎のくせに結構痛い。
これからもっと生えてきたら、大変なんだろうなぁ。
うちの母が1番上の兄貴の時、何も分からなくて噛まれて、乳首を半分噛み切られたらしい。
それから鼻をつまめば、苦しくなって離すって事を覚えたらしいけど、それでも兄妹全部で4人、母乳で
育てたのだから、母親って凄いんだなぁ。
でも良い事を教わっておいて、良かった。
早速使わなくちゃいけない、必殺技になりそうだ。

夏菜は今日で6ヶ月。
髪の毛もちょっと生えてきました。

<1999.1.9    Vol.30>

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